日本維新の会は、次期衆院選に向けた公約の柱となる「日本大改革プラン」を発表して大きな話題となっています。

 

今回、公約を掲げたのはベーシックインカム制度の導入でこの制度を調べることが増えてきております。

 

ベーシックインカム制度をドイツ等では実験が始まっておりどんな効果があるのか注目されていました。

 

ベーシックインカム、日本での導入はいつから?制度をシンプルに解説3

 

この記事では、ベーシックインカム制度について、日本での導入や海外の導入事例をまとめました。

 

是非最後までご覧ください。

 

 

ベーシックインカムとは

ベーシックインカム、日本での導入はいつから?制度をシンプルに解説

 

全国民に現金を一律支給する制度のことをベーシックインカム(最低限所得保障制度)と言います。

 

ベーシックインカムを導入することで消費税や所得税、法人税などの減税による需要喚起も打ち出しております。

 

具体的には、所得があり生活が余裕がある人には減税をし所得が少なく税金を納めことが困難な方にはお金を配布します。

 

日本のベーシックインカムは毎月6万〜10万円の給付を想定されているとのこと。

 

導入するときに話題になるのは、年金など従来の社会保障制度を根本から見直しです。

 

今回、日本でベーシックインカムが注目された理由は新型コロナウイルスの影響で雇用への不安が広がったのがきっかけでした。

 

 

では、ベーシックインカムのメリットについて解説します。

 

メリット
【少子化対策】
→個人単位での支給のため、子供が増えることで世帯所得の増加
【貧困への対策】
→労働賃金+最低保証額の支給

【社会保障制度の簡略化】
→「失業保険」「生活保護」の社会保障を一本化

【地方創生・地域活性化】
→全国で一律の配布のため地価・物価の安い地方で生活することがメリットとなる

 

続いてはデメリットです。

 

デメリット
【将来への不安や社会福祉水準の低下】
既存の社会保障制度の撤廃のため年金制度など失われる可能性がある
【個人の責任が大きくなる】
→現在の社会保障制度のように「必要な人に配分する」制度ではなくなるため病気になった場合、個人の責任となる
【財源の不安】
→財源の確保がデメリットとなり消費税増税等が見込まれます

 

また、生活保護のについても簡単に説明します。

 

生活保護
経済的に自立できない状況の国民に対して、国や自治体が「健康で文化的な最低限どの保証です」
日本には、『基本的人権の尊重』があるためこの制度があります

 

ベーシックインカムと生活保護の制度は似ていますが全く別の制度です。

 

 

ベーシックインカム、日本での導入はいつ?

 

ベーシックインカム、日本での導入はいつから?制度をシンプルに解説1

 

ベーシックインカムは日本でも話があり、日本維新の会が進めているとのことです。

 

 

同党は、これまでに取り組んできた「身を斬る改革」や「統治機構改革」とともにベーシックインカムを推進していく方針を立てています。

 

日本では、戦後から正規雇用者と非正規雇用者の貧富の差が広がってきおります。

 

それらの差を埋めるためにも、ベーシックインカムを必要と思われる方も多く日本での導入もそんなに遠い未来ではないのかもしれません。

 

 

 

ベーシックインカム、海外での取り組みは?

 

 

ベーシックインカム、日本での導入はいつから?制度をシンプルに解説2

 

ベーシックインカムでの最大のデメリットは国民が労働を辞めてしまうことです。

 

2017年に北欧フィンランドで失業者2000人を対象に月7万円を給付する実験があります。

 

その実験を始めた際に、「これは貧困対策ではない、働いてもらうための制度」と説明を行いました。

 

また実験した当時にはジャーナリストの仕事を行っていた方がインターネットの無料ニュースが多く普及したことでリストラをされた方がいます。

 

その人は、リストラをされましたがフリージャーナリストとしての道を選び時間をかけ納得のいく取材を行う方法に切り替えたとのことです。

 

自身の労働で得られた金額は安定しないものベーシックインカムで安定した収入が入ってくることで働き方が変わりました。

 

このように、低賃金を補填する仕組みが「いい仕事をするのに、いかに必要か」とのことがわかっております。

 

 

https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/jiji/jiji82/→NHKニュースより

 

 

ベーシックインカム、日本での導入はいつから?制度をシンプルに解説

 

以上、今回はベーシックインカム、日本での導入はいつから?制度をシンプルに解説しました。

 

2025年は、日本の団塊世代と呼ばれる方たちが全員75歳以上の後期高齢者入りとなるため医療や介護の費用が増加すると言われています。

 

また、2040年にも65歳以上の高齢者が最も増える年とされておりベーシックインカムを取り組む大きな分岐点が現在となっております。

 

  • ベーシックインカムは所得の最低限保証額のことを言います
  • 生活保護は生活困窮者が対象者でベーシックインカムは全国民が対象者です
  • メリットは、社会保障の一元化や貧困者への対策となります
  • デメリットは財源の確保や労働者の減少です
  • フィンランドでは月7万円の実験を行っており最低限の保証があるため働き方が変わった事例があります

 

今後、ベーシックインカムが導入されても正しい知識を得ることで生活の質が変わってくると思います。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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