経営再建中のオンキヨーホームエンターテイメント(オンキヨー)が2020年4月〜12月期決算で純損失が33億円の赤字と発表し話題なので、くわしく調べてまとめてみました。
オンキヨーは新型感染ウイルスの中、テレワークなどの加速的な働き方が変わってきている中、高音質なスピーカーなど様々な商品を販売してきました。
打開策を見つけるべく、2020年に第ブームを起こした『鬼滅の刃』の柱モデル、ワイヤレスイヤホンを予約販売をしてきました。
https://onkyo.com/news/newproducts/collaboration/2021/0118_photo.html
オンキヨー公式サイトより
オンキヨーは、このままの業績で年度末を迎えるとジャスダック市場の上場廃止の恐れが出てきます。
そんな、オンキヨーはどんな会社なのかを書いていこうと思います。
是非最後までご覧ください。
オンキヨーの沿革
1946年9月、株式会社大阪電気音響社として、大阪市都島区に設立しました。
1971年9月に、商号をオンキヨーに変更しています。
2004年12月、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
2020年10月に、オンキヨーからオンキヨーホームエンターテイメントに商号を変更しました。
また、本社は大阪にありますが、東京にオフィス、国内子会社5社、海外子会社8社を持っています。
オンキヨー、上場廃止はいつ?
オンキヨーは株価回復に向けて色々な対策をしています。
対策としては、大人気歌い手や、『ガールズ&パンツァー』などのコラボです。
【コラボ決定】大人気歌い手96猫とゲーミングヘッドセットSHIDO:001とのコラボモデル「SHIDO:96NEKO」の予約販売が本日スタート!
本体は96猫カラーを再現、箱は「#えいひ」氏描き下ろしイラストを採用!96猫のサインやFPSゲームにかける「言葉」も!
詳細はhttps://t.co/sG0BlFEobi
#96_neko #96猫 pic.twitter.com/89ZaIPgF4J— SHIDO Japan (@shido_jpn) January 25, 2021
『ガールズ&パンツァー』のオリジナルサウンドトラックは人気のため、コラボモデルが9万9千円で販売したが大ヒットとなりました。
ですが、従来の商品、コンポなどが販売不振で2020年の3月期に33億円の債務超過と陥りました。
ジャスダックは、債務超過の状態となった場合において1年以内に債務超過の状態でなくならなかった時は上場廃止の基準があります。
https://www.jpx.co.jp/equities/listing/delisting/02.html
ジャスダックホームページより
そのため、2020年の12月期に33億円の純損損失で3月まで残りわずかなため、かなりの窮地ということがわかります。
約70年以上の歴史を持つ会社ですので、個人的には再建していただきたいです。
オンキヨーの製品紹介
オンキヨーは音響機器並び、PC機器などの開発、設計、製造、販売を核として会社運営をしています。
オンキヨー製品で、一生モノが売りで世界に一つだけのオーダーメイドイヤホンを製造しています。
イヤホンは音・デザイン・色・カスタマイズ性が高く自分好みのこだわりにできます。
このイヤホンのいいところは、自分の耳にジャストフィットする自分専門のイヤホンになります。
また、インイヤーモニターと呼ばれるイヤホンはミュージシャンやサウンドエンジニアの方も愛用しています。
愛用される理由は、大音量から耳を守る役割も果たしており、正確な音をモニタリングするイヤホンとして大活躍しています。
そしてカスタマイズ性は音・遮音性・カラーなど自分のこだわりを存分に詰め込めます。
音は、6種類あり普段よく聴く音楽や好みに合わせれます。
遮音性は3種類、①Pro、②Standard、③SportがありProタイプが1番閉度が高く、遮音性も高いです。
カラーは18種類と組み合わせも自由で左右で違う配色にできます。
また、このイヤホンは難聴予防にも役立ち、小さな音でも音楽を楽しめ耳を守れます。
イヤホンの感想としてはプロピアニストとの森美夏さんがコメントしております。
オンキヨーのコンポ修理や買取が減少理由とは?
オンキヨーは、昔からコンポ販売をしており、高級コンポとして有名でした。
今では、ミニコンポなど置く場所を取らない商品を出しています。
ですが、スマートフォンの普及など音楽プレーヤーが数多く存在しているため、自宅で落ち着いてコンポで音楽を聴くひとがかなり減ってきました。
そして、コンポ数が減ったこともあり修理の依頼が減ってきています。
また、現在は緊急事態宣言もあるため出張でのサポートができずお客様との直接のコミュニケーションも取れなくなってきていることが減少理由の1つとなっています。
オンキヨー製品は、高品質のため中古品でも高く販売できます。
オンキヨー製品を高額買取しますと掲げている会社も存在しています。
ですが、買取業の倒産は急増しています。
今は、中古品を販売するのも個人でフリマアプリを利用して販売する人が増えてきています。
そのため買取会社が中古品を買取できず、販売もできないため買取が減少しています。
オンキヨー、上場廃止はいつ?コンポの修理や買取が減少した理由とはまとめ
以上、今回はオンキヨー、上場廃止はいつ?コンポの修理や買取が減少した理由とはについてまとめてみました。
オンキヨーは1946年に創業している歴史ある会社です。
コラボ作品を多数販売しており、アニメの宣伝効果にも大きく貢献しています。
- オンキヨーは2020年の4月期〜12月期で純損失が33億円
- 『ガールズ&パンツァー』などコラボしたりなど再建中
- ジャスダックの上場廃止条件は1年の債務超過
- コンポの販売数が減っており、また緊急事態宣言で出張で修理ができなく細かいサービスができず修理依頼減少
- 個人でフリマアプリで販売ができるため、買取業社の減少
2021年3月期までになんとか持ち直して欲しいと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。