愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡り、署名偽造問題が大きく話題になっております。

 

今回、署名偽造問題で『愛知100万人リコールの会』の事務局長を務める田中孝博氏が地方自治法違反として逮捕をされています。

 

そして、署名偽造問題で大村秀章知事がなぜリコール運動をされているのか調べる方が急増しています。

 

 大村秀章愛知県知事のリコール運動とは?理由をわかりやすく解説!

 

この記事では、大村秀章知事に関するリコール運動をわかりやすく解説していきます。

 

是非最後までご覧ください。

 

大村秀章のプロフィールと経歴

 

大村秀章のプロフィール
大村秀章愛知県知事のリコール運動とは?理由をわかりやすく解説!2大村秀章愛知県知事のリコール運動とは?理由をわかりやすく解説!2
生年月日:1960年3月9日
出生地:愛知県碧南市
所属政党:日本一愛知の会

 

大村秀章の経歴

1978年 東京大学法学部に入学

1982年 東京大学法学部卒業後、農林水産省に入省

1988年 徳島市ニューフロンティア推進部長兼理事を務める

1991年 農林水産省経済局農業協同組合課、課長補佐に就任

1993年 食糧庁企画課、課長補佐に就任

1996年 平成研究会に所属

2001年 第1次小泉内閣で経済産業大臣政務官に任命

2005年 自由民主党で愛知県連会長に就任

2011年 愛知県知事選挙で当選

2019年 愛知県知事選挙で3選を果たしました

 

 

 

大村秀章愛知県知事のリコール運動とは?

 

大村秀章愛知県知事のリコール運動とは?理由をわかりやすく解説!1

 

 

リコールとは
リコールは法律用語として用いられる場合として2つの意味があります
①公職者に対して用いられる場合は「解職」と「解職請求」の意味があります
②地方公共団体(地方自治体)の議会の「解散請求」と議員・長・役員等の解職請求を併せていうことがあります
③欠陥製品の回収や修理を意味する時にも用いられてます

 

大村秀章知事のリコールに当てはまるのは①となっています。

 

そして、リコールには必要な署名数や条件があります。

 

日本国民であり地方公共団体の住民であって選挙権を有する方が条件です。

 

次に、リコールに必要な署名数は「政令の定めるところにより、その総数の3分の1」以上が必要となります。

 

ですが、愛知県ではリコールで必要な数は約86万5400人の署名となっております。

 

愛知県の場合は総数が80万を超える為、詳しい計算方法は下記の引用を参考にしてください。

 

(1) 80万を超える数に8分の1を乗じて得た数+(2)40万を超える数に6分の1を乗じて得た数+(3)40万に3分の1を乗じて得た数)以上の連署をもって、その代表者から、選挙管理委員会に対し、長のリコール(解散請求)をすることができる。これは議会の解散請求と同様の手続である(地方自治法13条2項・81条・76条2項・3項・83条)。
愛知県選挙管理委員会によると、3月1日時点で、県内の登録有権者は612万3555人で、リコールには約86万5400人の署名が必要という(*10)。これは上記(1)~(3)の数を合算して得た署名数である。

 

リコール運動で集まった数は約43万5千人分でしたが、その中で8割超の約36万2千人分が無効となっています。

 

今回、リコールの署名活動の期限は2020年11月2日までであり大量の不正な署名簿を廃棄したとのことです。

 

 

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大村秀章愛知県知事、リコールの理由を解説!

 

愛知県の大村秀章知事がリコールされた理由は2019年に行われた『あいちトリエンナーレ2019』が原因です。

 

『あいちトリエンナーレ2019』では、『表現の不自由展・その後』を開催され今回のリコールに繋がった理由とされています。

 

では、『表現の自由展・その後』はどんな内容だったのでしょうか。

 

展示会では、『平和の少女像』や『昭和天皇をモチーフにした作品』などが展示されていました。

 

企画の趣旨は『表現の自由』という現代的な問題について議論するきっかけを作ることです。

 

 

また、戦争や原発、人種差別をテーマを含む作品が並んでおりましたが開催されて3日で抗議などがあり中止となっております。

 


『あいちトリエンナーレ2019』の詳しい概要はこちらから

 

また、リコールをするにあたって、『表現の自由展・その後』を理由としてできるのかも問題視されています。

 

ですが、リコールは住民の権利である「住民監査請求」・「住民訴訟」のように「違法」や「不当」といった要件が規定されていないため問題がありません。

 

ただ、仮に不自由展を理由としてリコールが成立しますと「自由な文化芸術活動」が脅かされる事態にはなります。

 

日本国憲法では、一切のタブーからの「開放」と「自由社会の理想像」を掲げていることから、他の芸術家にまで表現の自由の行動が制限されてしまうからです。

 

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大村秀章愛知県知事のリコール運動とは?理由をわかりやすく解説!をまとめ

 

以上、今回は大村秀章愛知県知事のリコール運動とは?理由をわかりやすく解説!についてまとめてみました。

 

愛知県の大村秀章知事は、リコール運動を巡る署名偽造問題で名古屋市の河村たかし市長を大きく批判されています。

 

河村たかし市長は、今回の問題については関与はしていないと否定されており責任の所在を巡って対立の深さが改めて浮き彫りとなりました。

 

  • リコール運動の中心は高須克弥院長で応援団長が名古屋市の河村市長です
  • リコールは必要な署名数や条件があります。
  • ①日本国民であり地方公共団体の住民であって選挙権を有する方が条件
  • ②愛知県ではリコールで必要な数は約86万5400人の署名
  • リコールされた理由は2019年に行われた『あいちトリエンナーレ2019』が原因です
  • 『あいちトリエンナーレ2019』で『表現の不自由展・その後』を開催されたのが今回のリコールされた理由です

 

今後、リコール問題なのがどのように収束に向かっていくのか注目です。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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